獣の仕業 第六回公演「オセロ」
the Act of Beast 6th Stage [Othello the Shakespeare]


<あらすじ>ある国で敵国の征伐をしている総督のオセロは黒い肌を持ったムーア人である。
オセロは、白い肌をした美貌の妻鞆音と結婚するが、それを良く思っていない者がいた─「正直者の夜光」である。

彼は自分の軍の中での立場に不満を持っていた。
格下だと思っていたカシオが副官に出世し、自分が旗手止まりであること、そしてそれを決定したオセロを憎んでいるのだ。

彼はある計画を思いついた。それはオセロとカシオを両方陥れる、ある「嫉妬」の計画である。

自分の妻である月華、親友と呼ぶ流吾を口車に乗せ、夜光はオセロを嫉妬の罠に掛けていく。
ゆっくりと、しかし確実に、オセロは鞆音に対して、嫉妬の化け物を育てていく─
その化け物は次第にオセロの手を離れていき…


シェイクスピアの四大悲劇『オセロ』を、獣の仕業が演じます。
この物語は、愛か、それとも罰か・・・



脚色・演出: 立夏

原作: ウィリアム・シェイクスピア『オセロ』
翻訳: 坪内逍遙


出演:
田澤遵
雑賀玲衣/森宏之(team8890)/手塚優希
小林龍二/倉垣吉宏(舞台芸術創造機関SAI)
凛子/藤長由佳


日時:
2012年9月29日(土), 30日(日)
29日(土)13:00/16:30/20:00
30日(日)13:00/16:30
※受付開始・開場は開演の30分前です。

料金:
2,000円(前売・当日ともに)

チケット予約・お問い合わせ:
HP:http://kemono.xxxxxxxx.jp/
e-mail:swz@live.jp
tel:090-2750-9136(制作)

※お名前/ご観劇日時/枚数/お電話番号をご連絡下さい。
獣の仕業からの折返のご連絡をもって受付完了と致します。

会場:
APOCシアター(小田急線「千歳船橋」駅から徒歩2分)

※ご来場の際には[各駅停車]か[区間準急]をご利用下さい。
 [快速急行][多摩急行][急行][準急] は停車致しません。
※劇場1Fにはカフェバーが併設されています。
 上演前のお待ち合わせにどうぞご利用下さい。


<APOCシアター : Access>
東京都世田谷区桜丘5-47-4
小田急線「千歳船橋」駅からの道順(徒歩2分):
@「千歳船橋」駅改札を出たら右折し、目の前の道路を左折します。  線路を左手に見ながら線路沿いを進みます。
A左手にTSUTAYAがあります。信号があるのでTSUTAYAの方に渡って下さい。
BTSUTAYAと駐車場の間の道を進むとすぐ左に劇場です。

※当日は余裕を持ってお越し下さい。
※開演5分前を過ぎますとお席の確保が出来ない場合があります。
 あらかじめご了承下さい。



演出ノート:

─ どうして人は死ななければならないのだろう? 死んだら人は何処に行くのだろう?

きっと・と私達が信じていれば、死んでも人は、何処にも行かない・此処に、
必ず居てくれていると改めて思う。
だって私は居なくなってしまった人の姿を見た事がある、
本当に数えるくらいだけれどそれはすぐ側に寄り添っていた。
あちらとこちらの境目はいつも、薄布程度で仕切られているだけだ。

『オセロ』はシェイクスピアの四大悲劇の中で最もシンプルだ。
その明瞭な力強さはそのままに、戯曲が持つ、人間の心臓を丸ごと取り出すような
ひやりとした気配を存分に引き出したい・そしてそれをもって、
日常にある薄布だけをそっと引き抜いて、
「死んだ後の世界」への接続をしたいと考えている。

その世界を立上げて『オセロ』の物語が、愛を受けるか・罰を受けるのかを
皆様と一緒に見てみたい。
勿論そこに唯一絶対の正解はない、私はそれを裁いたりはしない。
私はそれを祈るように作っていく。


今までもこれからもそうするように、
ただ「貴方」にもう一度出会えるよう・届くようにと祈るだけだ。


みなさまのご来場こころより・お待ちしております。

獣の仕業代表 立夏








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